全銀フォーマットのエラー原因と対処法|文字コード・レコード長・改行コード完全解説
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山田ツール編集部目次
全銀フォーマットのデータを作ったのに、銀行のシステムにアップロードしたらエラーで弾かれた。
この経験をした経理担当者は多いはずです。エラーメッセージは不親切で、どこが間違っているのかわからない。CSV形式なのかテキスト形式なのか、文字コードはShift_JISなのかUTF-8なのか、レコード長は120バイトなのか——チェックすべき項目が多すぎる。
この記事では、全銀フォーマット(全銀協規定フォーマット)でよく発生するエラーの原因と対処法を、実務で遭遇する順番に解説します。
そもそも全銀フォーマットとは
全銀フォーマットは、全国銀行協会が定めた振込データの標準形式です。正式名称は「全銀協規定フォーマット」。企業が銀行に一括振込を依頼するときに使います。
給与振込、取引先への支払い、経費精算——毎月の振込件数が多い企業は、1件ずつネットバンキングで手入力するのではなく、全銀フォーマットのファイルを作成してアップロードします。
ファイルの構造はシンプルです。ヘッダーレコード1行、データレコードN行、トレーラーレコード1行、エンドレコード1行。1行(レコード)は120バイト固定長。文字コードはShift_JIS(JIS X 0201)。改行コードはCR+LF。
シンプルなのに、エラーが頻発する。なぜか。
エラー原因その1:文字コードの不一致
最も多いエラーです。
全銀フォーマットはShift_JIS(正確にはJIS X 0201の半角カタカナ)で作成する必要があります。Excelで作ったCSVをそのまま変換すると、UTF-8になっていることがある。見た目は同じでも、銀行のシステムはバイト単位でチェックするので、文字コードが違えば即エラーです。
確認方法。Windowsならメモ帳でファイルを開いて、右下に表示される文字コードを確認。「ANSI」または「Shift_JIS」ならOK。「UTF-8」や「UTF-8 (BOM付き)」ならアウトです。
対処法。テキストエディタで「名前を付けて保存」→ 文字コードを「Shift_JIS」に変更して保存し直す。またはyamada-tools.jpの全銀フォーマット変換ツールを使えば、最初から正しい文字コードで出力されます。
エラー原因その2:レコード長が120バイトでない
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全銀フォーマットの各行は、必ず120バイトちょうどでなければなりません。119バイトでも121バイトでもダメ。
ありがちなミスは、半角カタカナと全角カタカナの混在です。半角カタカナは1バイト、全角カタカナは2バイト。受取人名を全角カタカナで入力すると、その分バイト数が増えてレコード長が120バイトを超えます。
受取人名は半角カタカナで入力するのが原則です。「ヤマダ タロウ」ではなく「ヤマダ タロウ」。
もうひとつ。行末の空白埋めが足りないケース。データの中身が短い場合、残りをスペース(0x20)で埋めて120バイトにする必要があります。
エラー原因その3:改行コードの問題
Windowsで作成したファイルの改行コードはCR+LF(0x0D 0x0A)。これが全銀フォーマットの標準です。
問題が起きるのは、Macで作成した場合。Macの改行コードはLF(0x0A)のみ。銀行のシステムによっては、LFだけだとエラーになります。
逆に、古いMac(OS 9以前)のCR(0x0D)のみの改行コードもNG。現在のmacOSはLFなので、こちらのケースは稀です。
確認方法。テキストエディタの「改行コード表示」機能をオンにする。サクラエディタやVisual Studio Codeなら、ステータスバーに改行コードが表示されます。
エラー原因その4:ヘッダーレコードの不備
ヘッダーレコードには、データ区分、種別コード、コード区分、振込依頼人コード、振込依頼人名、振込日、仕向銀行番号、仕向支店番号などが含まれます。
よくあるミス。
振込日の形式が間違っている。「2026/05/21」ではなく「0521」(MMDDの4桁)。年は含めません。
種別コードの指定ミス。総合振込は「21」、給与振込は「11」。間違えると銀行側の処理区分が変わります。
振込依頼人コードが銀行に届け出たものと異なる。このコードは銀行との契約時に決まるもので、勝手に変更できません。
仕向銀行番号・支店番号が間違っている。統廃合で番号が変わっていることがあります。最新の銀行コード一覧で確認してください。
エラー原因その5:トレーラーレコードの合計不一致
トレーラーレコードには、データレコードの合計件数と合計金額を記載します。
ここの数値がデータレコードの実際の件数・金額と一致しないと、エラーになります。手計算で合計を入力している場合にミスが起きやすい。
対処法。合計件数と合計金額は、データから自動計算するのが鉄則です。手入力は絶対にしない。全銀フォーマット変換ツールを使えば、自動計算されます。
エラー原因その6:受取人名の書き方
受取人名のフィールドは半角カタカナ30文字(30バイト)です。
よくあるミス。
名前と姓の間にスペースがない。「ヤマダタロウ」ではなく「ヤマダ タロウ」(半角スペース区切り)。
濁点・半濁点の処理。半角カタカナの「ダ」は「ダ」(2文字、2バイト)です。30文字の制限は、濁点・半濁点も1文字としてカウントします。名前が長い人は30文字に収まらないことがあります。
法人名の場合。「カ)」(株式会社の略)は先頭に付けます。「ヤマダショウジ(カ」ではなく「カ)ヤマダショウジ」。
エラーを防ぐためのチェックリスト
ファイルをアップロードする前に、以下を確認してください。
文字コードはShift_JIS(ANSI)か。改行コードはCR+LFか。各レコードは120バイトちょうどか。受取人名は半角カタカナか。ヘッダーの振込日は4桁(MMDD)か。トレーラーの合計件数・合計金額はデータと一致するか。エンドレコード(1行、120バイト、全て0x30以外のフィラー)は存在するか。
このチェックを毎回手動でやるのは現実的ではありません。全銀フォーマット変換ツールを使えば、これらの仕様はすべて自動処理されます。
全銀フォーマット変換ツールの使い方
yamada-tools.jpの全銀フォーマット変換ツールは、振込先情報を入力するだけで正しいフォーマットのファイルを生成します。
文字コード、レコード長、改行コード、合計計算——すべて自動です。エラーの心配なく、そのまま銀行にアップロードできるファイルが出力されます。
無料で登録不要。1件から使えます。
よくある質問
Q. 無料で使えますか? 無料です。登録不要です。
Q. どの銀行に対応していますか? 全銀協規定フォーマット(全銀フォーマット)に対応しているすべての銀行で使えます。メガバンク、地方銀行、ネット銀行いずれも対応しています。
Q. 給与振込にも使えますか? はい。総合振込(種別コード21)と給与振込(種別コード11)の両方に対応しています。
Q. 生成したファイルの文字コードは何ですか? Shift_JIS(JIS X 0201)です。そのまま銀行にアップロードできます。
Q. スマホからも使えますか? 使えますが、生成したファイルのアップロードはPCのネットバンキングから行うのが一般的です。
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よくあるご質問
全銀フォーマット変換ツールは無料ですか?
完全無料です。登録不要で使えます。
どの銀行に対応していますか?
全銀協規定フォーマットに対応しているすべての銀行で使えます。メガバンク、地方銀行、ネット銀行いずれも対応しています。
給与振込にも使えますか?
はい。総合振込と給与振込の両方に対応しています。
生成したファイルの文字コードは何ですか?
Shift_JIS(JIS X 0201)です。そのまま銀行にアップロードできます。
レコード長のエラーが出る場合はどうすればいいですか?
受取人名が全角カタカナになっていないか確認してください。半角カタカナで入力するのが原則です。ツールを使えば自動で120バイトに調整されます。
