
ハザードマップで土地を選ぶ|洪水・土砂・地震リスクを住所で確認する方法【2026年版】
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山田ツール編集部目次
- はじめに:なぜハザードマップの確認が必要なのか
- ハザードマップで確認できる4つの災害リスク
- 1. 洪水浸水想定区域
- 2. 土砂災害警戒区域
- 3. 地震被害想定(地震ハザードマップ)
- 4. 津波浸水想定区域
- ハザードマップを住所から無料で調べる3つの方法
- 方法1:国土交通省 ハザードマップポータルサイト
- 方法2:自治体のハザードマップ
- 方法3:yamada-tools.jp のハザードマップチェッカー
- リスク別の対策と判断基準
- 洪水浸水想定区域内の土地を検討する場合
- 土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の土地
- 地震ハザードが高い地域
- 津波浸水想定区域
- 不動産取引における重要事項説明との関係
- よくある間違いと注意点
- 「ハザードマップに載っていない=安全」は誤り
- 「警戒区域指定外」でも油断は禁物
- 古いハザードマップ情報に注意
- まとめ:ハザードマップ確認のチェックリスト
はじめに:なぜハザードマップの確認が必要なのか
2018年の西日本豪雨、2019年の台風19号、2024年の能登半島地震――日本では毎年のように大規模な災害が発生しています。家を買う、土地を買う、引越しをする際に、その土地がどんな災害リスクを抱えているかを事前に知ることは、もはや常識です。
ハザードマップは、自治体と国が公開している災害リスクの地図情報です。住所を入力するだけで、洪水・土砂・地震・津波のリスクを確認できます。すべて無料です。
この記事では、以下のことを解説します:
- ハザードマップで確認できる4つの災害リスク
- 住所から無料で調べる方法
- リスクの読み方とレベル別の対策
- 不動産取引における重要事項説明との関係
- よくある間違いと注意点
すべて国土交通省「不動産情報ライブラリ」「ハザードマップポータルサイト」の公的データに基づいて解説します。
ハザードマップで確認できる4つの災害リスク
1. 洪水浸水想定区域
河川が氾濫した場合に、どの程度浸水するかを示した区域です。色分けで浸水深を表示します。
| 浸水深 | 危険度の目安 | 想定される被害 |
|---|---|---|
| 0.5m未満 | 比較的軽微 | 床下浸水、家具・電気設備の損傷 |
| 0.5〜3.0m | 危険 | 1階水没、車両流出 |
| 3.0〜5.0m | 非常に危険 | 1階完全水没、2階浸水の可能性 |
| 5.0m以上 | 極めて危険 | 2階以上も水没、生命の危険 |
さらに「家屋倒壊等氾濫想定区域」も重要です。流速が早く、木造家屋が押し流される可能性のある区域を示しています。
2. 土砂災害警戒区域
崖崩れ、土石流、地すべりが発生する可能性のある区域です。土砂災害防止法に基づき、各都道府県が指定しています。
| 区分 | 内容 | 法的拘束力 |
|---|---|---|
| 土砂災害警戒区域(イエローゾーン) | 土砂災害が発生した場合に住民等の生命・身体に危害が生ずるおそれがある区域 | 警戒避難体制の整備義務 |
| 土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン) | 建築物に損壊が生じ、住民等の生命・身体に著しい危害が生ずるおそれがある区域 | 建築物の構造規制、開発許可制 |
レッドゾーンに指定されている場合、新築・建替時に特別な構造基準を満たす必要があり、建築コストが上昇します。
3. 地震被害想定(地震ハザードマップ)
地震発生時の揺れの強さ、液状化リスク、建物被害の想定を示しています。
地震ハザードには以下の種類があります:
- 震度予測:想定される最大震度(6弱・6強・7など)
- 液状化危険度:地震時に地盤が液状化する可能性
- 揺れやすさマップ:表層地盤による揺れの増幅度合い
- 危険度判定マップ:建物倒壊・火災延焼を含む総合危険度
首都直下地震、南海トラフ巨大地震など、想定地震ごとに被害想定が異なります。
4. 津波浸水想定区域
沿岸部や河口付近で、津波が到達した場合の浸水範囲と深さを示しています。
| 想定 | 概要 |
|---|---|
| L1津波(数十年〜百数十年に一度) | 防潮堤などの構造物で防御 |
| L2津波(最大クラス、千年に一度) | 構造物では防御不可、避難を最優先 |
ハザードマップでは主にL2津波の最悪想定が示されます。沿岸部の土地購入時は必ず確認しましょう。
ハザードマップを住所から無料で調べる3つの方法
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方法1:国土交通省 ハザードマップポータルサイト
disaportal.gsi.go.jp で全国のハザードマップを統合検索できます。「重ねるハザードマップ」では、複数の災害リスクを一枚の地図に重ねて表示できます。
方法2:自治体のハザードマップ
ほとんどの市区町村が、PDF版または独自Webシステムでハザードマップを公開しています。地域特有のリスク(高潮、内水氾濫など)も含まれます。
方法3:yamada-tools.jp のハザードマップチェッカー
yamada-tools.jp のハザードマップチェッカーは、国土交通省「不動産情報ライブラリ」のAPIを直接利用しています。住所を入力するだけで、その土地の洪水・土砂・津波などのリスク一覧を即座に確認できます。
登録不要、完全無料、データはサーバーに保存されません。
リスク別の対策と判断基準
洪水浸水想定区域内の土地を検討する場合
判断基準: 浸水深0.5m未満の地域なら、通常の住宅でも対策可能。0.5〜3.0mなら2階以上に居室を配置するなどの設計対応が必要。3.0m以上の地域は、原則として住宅地としては避けるべきです。
対策:
- 高床式・盛土による嵩上げ
- 2階以上に居室・寝室を配置
- 防水扉、止水板の設置
- 電気設備の高所配置
土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の土地
判断基準: 原則として避けることをおすすめします。やむを得ず選択する場合は、特別な構造基準を満たした建築が義務付けられ、コストが大幅に上昇します。重要事項説明での告知義務もあります。
地震ハザードが高い地域
判断基準: 震度6強以上の予測、液状化危険度「極めて高い」の地域は、新耐震基準(2000年以降の現行基準)以上の建物を選ぶ。中古住宅の場合は耐震診断・耐震補強が必須です。
津波浸水想定区域
判断基準: L2津波で2m以上の浸水想定地域は、避難経路の確保が最重要。徒歩で5分以内に高台に避難できるかが選定の鍵です。
不動産取引における重要事項説明との関係
2020年8月から、宅地建物取引業法施行規則の改正により、不動産取引時のハザードマップ説明が義務化されました。
具体的には:
- 取引物件が洪水・雨水出水・高潮ハザードマップの浸水想定区域内かどうか
- ハザードマップ上での物件位置の図示
- 不動産業者が重要事項説明書で告知する義務
ただし、土砂災害特別警戒区域や津波浸水想定区域は、別途従来から説明義務がありました。地震ハザードマップは現時点で説明義務外です。
買主側として、契約前に必ず自身でも確認することが重要です。
よくある間違いと注意点
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「ハザードマップに載っていない=安全」は誤り
ハザードマップは想定リスクの一部を示すものです。以下のリスクは別途確認が必要です:
- 内水氾濫(下水・排水路からの溢水)
- 山間部の小規模土砂崩れ
- 想定外の超大型地震
- 火災・延焼リスク
「警戒区域指定外」でも油断は禁物
特に近年は気候変動の影響で、過去のハザードマップ作成時の想定を超える災害が発生しています。ハザードマップの想定降雨量・想定地震を確認し、近年の災害動向と照らし合わせてください。
古いハザードマップ情報に注意
自治体によってはハザードマップの更新が数年〜10年単位で行われることがあります。最新版かどうかを必ず確認しましょう。yamada-tools.jpのハザードマップチェッカーは国土交通省データを参照しており、元データの更新タイミングに従います。
まとめ:ハザードマップ確認のチェックリスト
土地購入や引越しの前に、以下を確認してください:
- 洪水浸水想定区域:浸水深はどの程度か
- 家屋倒壊等氾濫想定区域:流速の早い場所ではないか
- 土砂災害(特別)警戒区域:イエロー/レッドゾーン外か
- 地震ハザード:震度予測と液状化リスク
- 津波浸水想定区域:沿岸部の場合は必須
- 避難所と避難経路:徒歩でアクセス可能か
- マップの作成年・想定降雨量:最新版か、想定は妥当か
まずは無料で調べられるyamada-tools.jp のハザードマップチェッカーで、検討している土地のリスクを確認してください。住所を入力するだけで、国土交通省の公的データに基づいたリスク一覧が即座に表示されます。
そのうえで、契約前には重要事項説明書の確認、必要に応じて専門家(建築士・防災コンサルタント)への相談を組み合わせるのが、災害に強い土地選びの基本です。
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よくあるご質問
ハザードマップはどこが作成していますか?
洪水ハザードマップは国土交通省と各市区町村、土砂災害警戒区域は各都道府県、地震ハザードマップは内閣府・各都道府県、津波ハザードマップは沿岸都道府県が作成しています。最新の統合情報は国土交通省「ハザードマップポータルサイト」(disaportal.gsi.go.jp)で確認できます。
ハザードマップで安全と表示されれば災害は起きませんか?
いいえ、ハザードマップは想定リスクの一部を示すものです。内水氾濫、小規模土砂崩れ、想定外の超大型地震など、マップに反映されないリスクも存在します。近年は気候変動の影響で想定を超える災害も発生しているため、警戒区域外でも油断は禁物です。
土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の土地は買わない方がいいですか?
原則として避けることをおすすめします。レッドゾーン内では建築物の構造規制があり、特別な耐土砂構造の建築が義務付けられるため建築コストが上昇します。また、重要事項説明での告知義務、将来的な売却時の制約もあります。
不動産取引の重要事項説明でハザードマップは説明されますか?
はい、2020年8月から洪水・雨水出水・高潮ハザードマップの説明が義務化されました。土砂災害特別警戒区域、津波浸水想定区域も従来から説明義務があります。ただし、地震ハザードマップは現時点で説明義務外なので、買主側で自主的に確認する必要があります。
ハザードマップチェッカーのデータはどのくらい新しいですか?
yamada-tools.jpのハザードマップチェッカーは、国土交通省「不動産情報ライブラリ」のAPIを利用しています。元データの更新タイミングは国土交通省の更新サイクルに従います。重要な判断時には自治体ハザードマップとも併せて確認してください。
住所を入力すると個人情報は保存されますか?
yamada-tools.jpのハザードマップチェッカーは、入力された住所をAPIに転送して結果を取得するのみで、サーバーへの保存は行っていません。詳細はセキュリティ情報のページで公開しています。

