Claude Projects活用法2026|仕事別にAIをカスタマイズして生産性を3倍にする方法
毎回「うちは〇〇の会社で…」と説明するのが無駄だと気づいた
ChatGPTやClaudeを仕事で使っていて、最初の頃に感じた不満がある。「毎回自分の仕事の説明から始めないといけない」ということだ。
「私は〇〇の会社で経理担当です。弊社では〇〇というシステムを使っていて、会計基準は……」こういう前置きを毎回書くのが本当に面倒だった。
ClaudeのProjects機能はこれを解決する。会社情報・業務ルール・よく使うテンプレートを事前に登録しておくことで、毎回説明なしに文脈を踏まえた回答が返ってくる。まるで「自社のことを全部知っているAI担当者」を雇った感覚だ。
この記事でわかること
- ✅ Claude Projectsの基本設定(10分で完了)
- ✅ 業種別おすすめプロジェクト設定テンプレート
- ✅ System Promptの書き方で出力が劇的に変わる
- ✅ チームで共有する方法
- ✅ 最大限に活用する上級テクニック
Claude Projectsとは何か
Claude Pro(月額約2,400円)で使える機能。以下のことができる。
- カスタム指示の永続化: 「このプロジェクト内ではいつもこの設定で動いてほしい」という指示を1回だけ書けばOK
- ファイルのアップロード: PDF・Word・テキストファイルをプロジェクト内に保存できる(最大200,000トークン相当)
- 会話履歴の整理: 業務別にプロジェクトを分けて管理できる
設定は3ステップで10分以内
Step 1: プロジェクトを作成する
Claude.aiにログイン → 左サイドバーの「Projects」→「New Project」→ プロジェクト名を入力(例:「営業資料作成」「経理・財務」「採用活動」)
Step 2: カスタム指示(System Prompt)を書く
これが最重要。ここに書いた内容が、このプロジェクト内の会話すべてに適用される。
Step 3: 参考資料をアップロードする
会社概要・商品カタログ・よく使うテンプレート・ガイドラインなどを追加する。Claudeがこれらを参照して回答してくれる。
業種別:そのまま使えるSystem Promptテンプレート
【経理・財務担当者向け】
あなたは私の経理・財務業務をサポートするAIアシスタントです。
【会社情報】
・会社名:[記入]
・業種:[記入]
・会計ソフト:[freee/マネーフォワード/弥生 等]
・決算月:[記入]月
・消費税の扱い:インボイス登録済み、税込/税抜表示は[記入]
【対応してほしいこと】
・仕訳の確認と提案
・経費精算の仕分け相談
・月次レポートの文章化
・税務・会計用語の説明
【出力のルール】
・回答は箇条書き中心で、結論を先に書く
・金額は円単位で、3桁ごとにカンマを入れる
・確認が必要な事項は「要確認:」と明記する
・税務的な判断が必要な場合は「税理士に確認を推奨」と付記する
【営業・提案書作成向け】
あなたは私の営業活動と提案書作成をサポートするAIです。
【会社・商品情報】
・会社名:[記入]
・主要サービス/商品:[記入]
・価格帯:[記入]
・主なターゲット顧客:[記入]
・競合との差別化ポイント:[記入]
【よく使うトーンと文体】
・提案書:ですます調、専門用語は少なめ
・メール:丁寧だが簡潔に
・SNS投稿:親しみやすく、絵文字は最小限
【してほしいこと】
・提案書・企画書の下書き作成
・顧客へのフォローメール文案
・商談後の議事録整理
・競合比較表の作成
【してほしくないこと】
・根拠のない数字や実績を作ること
・誇大な表現の使用
【採用担当者向け】
あなたは採用担当者としての私をサポートするAIです。
【会社情報】
・会社名:[記入]、業種:[記入]、従業員数:[記入]名
・採用ターゲット:[記入]
・会社の雰囲気を3つの言葉で:[記入]
【採用でよく使う文書】
・求人票、面接評価シート、内定通知書、お断りメール
【出力のルール】
・求人票は「やること」より「得られること・成長」を強調
・面接評価は具体的な判断基準を含める
・お断りメールは丁寧かつ会社イメージを損なわないように
・個人情報(応募者名等)は仮名で扱う
上級テクニック:こういう使い方をするとさらに便利
テクニック1: テンプレート集をアップロードする
よく使う書類のテンプレート(Word/PDF)をプロジェクトにアップロードしておく。「このテンプレートのフォーマットに合わせて〇〇を作って」と言うだけで、書式が揃ったものが出力される。
テクニック2: 過去の優秀な文書をサンプルとして登録
「これまでで一番うまくいった提案書」「高評価をもらったメール」をアップロードして「これと同じトーンで書いて」と指定する。AIが文体を学習する。
テクニック3: NGリストを明確に書く
System Promptに「絶対に使わないでほしい言葉・表現」を書いておく。たとえば「弊社の競合商品の名前を出さない」「価格を断言しない」など。
よくある質問
Q: Projects内の資料はClaudeの学習に使われますか?
A: Claude ProおよびTeamプランでは、入力したデータが学習に使用されない設定になっています。詳細はAnthropicの最新プライバシーポリシーで確認してください。
Q: 複数人のチームで使えますか?
A: Claude Teamプラン(1人あたり月約2,400円)を契約すると、プロジェクトをチームで共有できます。営業部全員で同じプロジェクトを使う、といった使い方が可能です。
Q: 何個のプロジェクトを作れますか?
A: 現時点では上限の明示はありません。業務ごとに分けて10〜20個程度作るユーザーも多いです。
Q: ChatGPTのGPTsとどう違いますか?
A: 方向性は似ていますが、Claude ProjectsはGPTsよりセットアップが簡単で、チームでのシェアが直感的です。GPTsはより高度なカスタマイズ(APIの呼び出し等)ができますが、設定の難易度が上がります。日本語の文書作成重視ならProjectsのほうが使いやすい印象です。