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ChatGPTの個人情報・セキュリティ設定ガイド|安全に使うための必須設定6選

山田ツール編集部•公開日: 2026年7月21日•6分で読める
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目次
  1. はじめに:ChatGPTに何を入力していいの?
  2. この記事でわかること
  3. まず知っておくべき:ChatGPTのデータの扱い
  4. Web版(無料・Plus)のデフォルト
  5. API利用の場合
  6. ChatGPT Team / Enterprise版
  7. 設定①:チャット履歴をOFFにする(無料版・Plus版)
  8. 設定②:データ学習をオプトアウトする
  9. 設定③:一時チャットを使う
  10. 設定④:API利用とWeb版の違いを理解する
  11. 設定⑤:ChatGPT Teamプランへの移行を検討
  12. 設定⑥:絶対にやってはいけないこと
  13. 個人情報をマスキングしてからAIに渡すプロンプト
  14. 企業でChatGPTを使う際のガイドライン作成テンプレート
  15. FAQ
  16. まとめ

はじめに:ChatGPTに何を入力していいの?

ChatGPTを仕事で使い始めると、必ず出てくる疑問がある。

「顧客名や売上データを入力して大丈夫?」 「入力した情報がAIの学習に使われるって本当?」 「会社のシステムにChatGPTを使うことを上司に止められた」

2026年の日本では、個人情報保護法の改正やサイバーセキュリティ法制の強化により、企業のAIツール利用ガイドラインが求められるようになっている。

この記事では、ChatGPTを安全に使うための設定と知識を徹底的に解説する。

この記事でわかること

  • ChatGPTのデータがどう扱われるか(基本知識)
  • 必ず設定しておくべきセキュリティ設定6選
  • API利用 vs Web版の違い
  • 企業でChatGPTを使う際のガイドライン作成テンプレート
  • 個人情報をマスキングしてからAIに渡すプロンプト

まず知っておくべき:ChatGPTのデータの扱い

Web版(無料・Plus)のデフォルト

  • 会話履歴はOpenAIのサーバーに保存される
  • デフォルト設定ではAIの学習に使われる可能性がある
  • ただし「チャット履歴と学習をオフにする」設定で学習使用をオプトアウトできる

API利用の場合

  • 学習には使用されない(OpenAIのポリシーより)
  • エンタープライズ契約では完全なデータ分離が可能

ChatGPT Team / Enterprise版

  • デフォルトで学習に使用されない
  • 会社として安全に使う場合はこちらを選ぶ

設定①:チャット履歴をOFFにする(無料版・Plus版)

手順:

  1. ChatGPTの右上のプロフィールアイコンをクリック
  2. 「設定」(Settings)を選択
  3. 「データコントロール」(Data controls)をクリック
  4. 「チャット履歴とトレーニング」のトグルをOFFにする

注意: この設定をONにしている間は、入力した内容がAIモデルの改善に使用される可能性があります。機密情報を扱う場合は必ずOFFに。


設定②:データ学習をオプトアウトする

設定①を行えばデータ学習は止まるが、さらに確実にするための手順。

  1. 「設定」→「データコントロール」
  2. 「すべての人のモデルの改善にモデルを使用する」のチェックを外す
  3. 既存のデータの削除を希望する場合は「会話のエクスポート」→「アカウントの削除」または専用の削除フォームを使用

設定③:一時チャットを使う

センシティブな相談をする場合は「一時チャット」を使う。

使い方:

  • 新しいチャットを開く際に「一時チャット」オプションを選択
  • このチャットは履歴に残らず、AIの学習にも使われない
  • ブラウザを閉じると完全に削除される

設定④:API利用とWeb版の違いを理解する

Web版(無料/Plus) API利用 Team/Enterprise
学習への使用 デフォルトでON なし なし
履歴の保存 あり なし あり(管理者のみ閲覧可)
料金 無料〜月額3,100円 従量課金 月額3,000円/ユーザー〜
推奨用途 個人利用 開発・業務自動化 企業の業務利用

設定⑤:ChatGPT Teamプランへの移行を検討

5名以上の企業での業務利用なら、ChatGPT Teamプランが最も安全な選択。

  • 学習データとしての使用なし
  • SOC 2コンプライアンス対応
  • 管理者コンソールでの使用状況管理
  • 月額$30/ユーザー(年払いの場合$25)

設定⑥:絶対にやってはいけないこと

以下の情報はChatGPT(Web版)に絶対に入力してはいけない:

  • 顧客の氏名・連絡先・個人識別情報(個人情報保護法違反になる可能性)
  • 社内の未公開の財務情報・事業計画
  • 従業員の評価・給与情報
  • パスワード・APIキー・認証情報
  • 訴訟・紛争に関わる法的文書

個人情報をマスキングしてからAIに渡すプロンプト

顧客データを分析したい場合は、個人を特定できる情報を事前にマスキングする。

以下のデータから個人を特定できる情報をマスキングしてください。

【マスキングするもの】
・氏名 → 「顧客A」「顧客B」などに置換
・メールアドレス → 「email@example.com」に置換
・電話番号 → 「090-XXXX-XXXX」に置換
・会社名 → 「A社」「B社」などに置換

【データ】
(ここに元のデータを貼り付け)

マスキング後のデータを出力してください。

マスキング後のデータを使ってAIに分析を依頼すれば、個人情報保護法のリスクを大幅に下げられる。

パスワード管理に困っている場合は山田ツールのパスワード生成ツールも活用してほしい。


企業でChatGPTを使う際のガイドライン作成テンプレート

社内向けのAI利用ガイドラインをChatGPTで作ることもできる。

中小企業(従業員50名)の社内向け「生成AI利用ガイドライン(初版)」を作成してください。

【会社の状況】
・業種:(例:IT / 製造業 / サービス業)
・ChatGPTの主な用途:(例:文書作成・翻訳・アイデア出し)
・機密情報レベル:(例:顧客データあり / 開発中の製品情報あり)

【含めてほしい内容】
1. 生成AI利用の目的と基本方針
2. 利用してよい業務・してはいけない業務(具体例付き)
3. 入力してはいけない情報のリスト
4. AI生成コンテンツの確認・責任ルール
5. 違反した場合の対応

A4で2〜3枚程度、実際に配布できる形式で作成してください。

FAQ

Q: 無料版と有料版でセキュリティは違う? A: 基本的なセキュリティは同じですが、Team/Enterpriseプランは企業向けのセキュリティ機能(SOCコンプライアンス、管理者機能など)が追加されます。

Q: 競合他社のChatGPT(Gemini、Claudeなど)のセキュリティはどう? A: Googleの Gemini(Workspace版)やAnthropicのClaude for Enterpriseも同様にエンタープライズ向けのデータ保護ポリシーがあります。それぞれの公式ポリシーを確認してください。

Q: 履歴をOFFにしたら以前の会話が消える? A: OFFにした時点からの新規会話が保存されなくなります。既存の履歴は別途「履歴を削除」から削除できます。


まとめ

  • 無料版・Plus版のデフォルト設定では会話がAIの学習に使われる可能性がある
  • 「チャット履歴と学習をオフ」設定で学習使用をオプトアウトできる
  • 企業の業務利用はTeam/Enterpriseプランへの移行を強く推奨
  • 顧客情報・機密情報はWeb版への入力を避ける(または事前マスキング)

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